「創刊の辞」より
 

 
 今、生長の家の創始者である谷口雅春先生のみ教えは廃りつつあると思わざるを得ません。次の世代においては消え去ってしまうのではないかとの危機感さえ持ちます。それは、信徒の数が減少しつつあることを言うのではありません。たとえば、谷口雅春先生のご著書の一部を絶版状態にするような、尊師谷口雅春先生を排斥する事態のことを言うのです。
 「生長の家は原理主義ではない。いまや時代は変わった。私が説くことがいまの生長の家の教えである。」と谷口雅宣副総裁は主張されています。しかし、副総裁の説く「真理」たるや、信仰とは何の関係もない、左翼の得意とする環境問題などの雑論がその大半を占め、ときには谷口雅春先生のみ教えを否定することさえ言われております。
 谷口雅春先生の謦咳に親しく接してきた信徒にとっては耐えられない思いです。もうこれ以上黙止してみ教えが滅びるのを待つことはできません。我々には谷口雅春先生のみ教えの真髄がどこにあったのかを正しく研鑚してそれを世に問い、次の世代に残していく責務があります。
 我々は立ち上がります。谷口雅春先生のご著書をひもとき、史実によってその偉大なご業績を追い、もろもろの資料を質し、あわせて身近にかつ永年谷口雅春先生のご薫陶をお受けになった先達方のお話を拝聴し、み教えの真髄を究明し、編集し、記録に残すとともに、これを大方の批判に供することを決意しました。
 とりあえずは、その研究結果を定期的に発表する「月刊 谷口雅春先生を学ぶ」を創刊いたしました。ぜひお目通しを願いご意見をいただくとともに、ご賛同者のご支援を賜りたいと存じます。



月刊誌「谷口雅春先生を学ぶ」

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