ここに素晴らしき青年あり

ホームページ「光の進軍」事務局篇

 ある日突然メールが飛び込んできた。A君からである。以下何の注釈もなく、A君と当事務局とのメールのやり取りをトレースしてみよう。(一部省略したところはあるが、一字一句やり取りのままである。)

(A君から)
 はじめまして。今回当サイトを偶然にも発見し、原点に立ち返った生長の家のあるべき姿を拝することができ、非常に嬉しく思っています。私は現在大学生で、教区の生学連に所属しており、私の家庭は六十有余年來生長の家を信仰しております。私は生長の家を非常に愛している人間です。しかし最近の生長の家は変化の過渡期=旧物排斥の時期にあるように感じ、かつての良き姿、雅春先生が目指して来られた理想像が消えつつあるのではないかとある種不安に感じています。

 私は幼い頃から生長の家の行事や家庭等で日常的に日本国の素晴らしさを教わってきたこともあり、少なくとも若者世代の中では、強く強く日本を愛する人間の一人です。そんな私にとって、今段々生長の家の中に存在する愛国的要素が変容しつつあるのが悔しくて残念でなりません。現在まだ青少年練成会等で日本の国の素晴らしさを教える講話があったり、普及誌等においても特集として取り扱うのが見られますが、これらも副総裁・谷口雅宣氏が何れ総裁となり完全に教団のトップになった日にはどうなるかわかりませんし、今売られている雅春先生の愛国書やそれに類する書籍もいつまで売られるかと思うと心配でなりません。
 是非当サイトを通じて、今生長の家に欠けつつある「正しい愛国心」の流布の展開がなされていくことを期待したく思います。我々若い世代にもそれを望んでいる者がおりますことを伝えたく簡潔にですがメール致しました。

(事務局から)
 メール拝受しました。大変感動しました。お若い方が教団内組織の圧力にもめげず、歪んだ指導にも影響されることなく、谷口雅春先生のみ教えを正しく把握されていることに感動せずにはおれません。ご家庭の正しい信仰とご指導の賜物ではありましょうが、貴殿の信仰的素質の然からしむるところと拝察いたします。また、偶然にもこのホームページを開かれたということも、何者かのお導きを感ぜずにはおられません。どうか今後我々の仲間に入って頂いて、我々の運動を盛り上げていただきたいと思います。 ホームページの中でもお判りいただけたと思いますが、我々の運動は現在三つの方法で展開しております。(第一、実相塾。第二、「学ぶ」誌。第三、ホームページ。を説明。) 以上のような状況ですが、結果として戦前の教育を受け、雅春先生にしっかり薫陶を受けた人々が中心になっていますので大体が六十歳以上の年配者です。勿論五十台、四十台の人もいますが、学生層がまるでいません。貴殿にメールをいただいたことは実に奇貨と言うべきです。是非お知恵を拝借し、ご協力頂いて、若者層にこの運動を拡大して未来への道を開きたいと思います。ご協力下さい。

(A君から)
 私は教区の青少年練成会によく参加や運営をさせて頂いており、年齢的にも小中高生と接する機会が多々ございますが、戦後教育の産物たる唯物教育に普段浸かっている彼等には、ご年配の方々とは日本国や皇室等において、歴史観が大きく異なる部分があることを強く実感しております。またかつては生高連の一つの柱であったところの愛国的要素は今は殆ど消滅しており、ある種の社会奉仕的な面が中心になっており…… 自分自身への研鑽がやや不足がちのようにも感じています。

 従って国家百年の大計たる「教育」が変わらない限り、最早若者層への浸透は困難であると考えます。ですが現実問題として、長期間かけての解決では賛同者の皆さんのご年齢を考えると悠長に構えることはできないと思われます。従ってまず賛同者の方々のお子様やお孫様に正しい生命の教育を伝えることが、現在の状況を拝するに相応しいかと存じます。家族の真の光明化こそが生長の家の基本であり、まずこれこそが第一歩ではないでしょうか。

(事務局から)
 おっしゃるように若い世代に伝えるには家庭が第一です。しかし我々の世代以降は、戦争に負けて自信を失ったところへ民主化と称する教育・宣伝を徹底的にやられて、子供の教育もできませんでした。むしろ今ごろの若い人の中に、自由な発想で日本の伝統を学ぼうとしている人たちがいます。一人でも二人でも、また密かにでもいいですから仲間を誘って欲しいと思います。どうぞよろしく。

 一方教団の現状ですが、ここで云々するよりは「学ぶ」誌をじっくり読んでください。内部からは見えないことが沢山あります。きっとびっくりされることでしょうが、貴殿なら「なるほどそうだったのか」と合点してくれると思います。

(A君から)
 月刊誌等ご郵送下さいましてありがとうございます。早速拝読させていただきました。大変感動致しました。最近普及誌を見ても真理の段々と薄い中身のものが多くなってきて(特に副総裁の著述やジュニア版後半等)、若干失望の感を抱いておりましたが、「谷口雅春先生を学ぶ」を拝読させていただき、一冊一冊は少ない頁でありながら、その一言一句に雅春先生への御思慕の思い、そして現教団に対する内部改革の強い意思を感じました。先達の高弟の先生方が執筆された、雅春先生のご在世中のご体験やご功績を感動のうちに拝読しながら、深遠で崇高でかつ判りやすく「人間神の子」「万教帰一」「天皇国日本実相顕現」「三界は唯心の所現」…等々の最高の真理をお説きくださった雅春先生への尊崇の思いを一層強くさせていただきました。

 また教団内の現状についても、その実態についての内情・真相を明快に述べられ、一信徒の眼では到底見えない、谷口雅宣副総裁による真理・教団歪曲の有様を見て、益々我々信徒の内からの改革と正しい復古が必要だと感じました。今後もこうした情報なども随時流していただきたく思います。

 また皆様方お集まりの際などに、若者の中にも私のような者がいることをお伝え願えれば幸いです。
                                 再 拝 感謝合掌


「仲間の声」

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