平成20年 6月号

み教えを生きる悦び (51)

谷口雅春先生の祈りの言葉を魂に刻みましょう

鎌 田 久 子


 「バ力にしないでよッ。プレイバック、プレイバック」

  この歌は、かつて純情可憐な人気歌手、山口百恵さんがキッと前方を睨んですごんでみせる、その意外性が大衆に受けてヒットした。
  あの頃のヒット曲が、いつの間にか私の潜在意識に入っていたらしく、近頃のニュースを見たり、聞いたり、読んだりしていると、ときどき ”バカにしないでよ” と叫びたくなることがある。

  それにしても ”日本の国の使命” ”日本民族の生命” が、周辺諸国から容赦なく侮蔑され、浸蝕されつづけているのに、日本の為政者は、どうしてこんなに鈍感なのだろうか。
  以前、中国産のほうれん草から基準値の一八〇倍の農薬加検出されたことがあった。私はそれ以来、中国産の食品だけは、一切買わない、食べない、を心がけている。とはいえ、やむなく外食することもあり、安全な食生活を保つことは至難の業である。
  自給率三九%の日本ではあるが、中国の食糧製品だけは、全面輸入禁止を打ち出してほしい。今度の毒入り餃子事件がその好機であったのに!

  白髪三千丈の中国は、どこまで日本を翻弄する気なのか。九兆円ものODA資金を日本に拠出させて、その一部を”人さらい国家”北朝鮮支援に使い、三〇万人南京大虐殺を行なった悪逆非道の日本というストーリーをでっちあげ、抗日記念館を二〇七ヵ所に作り、尖閣列島や東シナ海での傍若無人の振る舞い、など許しがたい。

  さらに、中国人監督の記録映画「靖国YASUKUNI」をも作っている。この映画は、靖国神社のご神体が刀であると紹介し、”靖国刀”を打つ刀匠の姿を映し出しながら、軍刀で中国人の首を切り落とすモノクロ画像のクライマックスヘとつなぐ手法で靖国神社=軍刀と錯覚させ、日本の残虐性を訴える構成となっている。この日本を賠める映画に、日本芸術文化振興会が七百五十万円の助成金を支給していたことさえ判明した。水島聡監督が借金をしながら「南京の真実」を有志の寄付でご苦労の末にやっと完成したというのに … 。

  北朝鮮に対しては、金正日体制を一日も早く崩壊させ、拉致被害者全員を無事救出すること。韓国に対しては、わが国固有の領土である竹島を独鳥と称して占拠しつづけているが、これを許してはならない。ロシアも、戦後六十年間も北方領土を占拠しつづけ返還しない。さらには六十三年間、友好関係を維持してきた米国と日本。しかし、その実態は米国の属国として追従させられてきたに過ぎない。

  国内では、食欲が減退するような報道が相次いでいる。親子・夫婦・兄弟姉妹・友人間の殺人事件。しかもその殺し方が、切り刻んで放置する猟奇的な方法でぞっとする。なぜ、同胞は殺しあうのだろうか。この一連のくやしくもおぞましい事件の背景には、安易に中絶ができる 「母体保護法」 を温存し、いま生かされて生活している私たちに責任がある。
  愛する日本が威信を取り戻し、真の世界平和の担い手となるには、この殺人奨励法ともいうべき 「母体保護法」 を一刻も早く改正しなければならない。これ以上、同胞に悪業を犯させてはならない。私たちは、家族・親族・地域社会の方々と親しく接して、自らが暗を消す発光体となって、次の祈りを魂に刻み、愛行に励みましょう。


昭和四十八年十二月の祈り   谷口雅春

  住吉大神、住吉大神 (七回誦へる)

  神よ、すべての日本国民をして、日本国出現の意義と日本民族の使命とを正しく深く自覚せしめたまへ。われら国民的真義と正義を貫きつつ列国の模範となり、将来、世界連邦が実現するとき、わが国がその国の中核体となり、道義をもって全世界の連邦を感化して地上に全人類大和の理想国を神の国の映像として実現せしめ得る万徳を、完備する国家となるやう日本民族を導き給へ。

  道義の最も中心となるは生命の尊重なり。何となれば生命は神より来る神の子であるからである。日本国民ひとりとして堕胎の悪徳を敢て犯す者なく、堕胎天国の悪明が消え、生命尊重の模範民族たる資格と実力を与へ給へ。

  生命尊重の根本は生命出現の根元の礼拝であります。われら日本民族が皇祖神天照大御神より直系的に出現して人類の道徳的模範たり得るやう迷ひを祓ひ潔め給へ。

  大神の大いなる御智慧、今日日本民族のすべての上に天降り、われらを照し導き給ふことを強く強くわたくしたちは生命をもって感じます。

 ありがたうございます。





鎌田久子氏
どんな教えか
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