最近、私はブラジル人と会う機会が多い。ブラジルは、日本の二十四倍の国土面積を有し、八四もの民族から成り、従って、ポルトガル語がこの国の共通語として採用され、意識統一がはかられているそうである。
その点、日本は敗戦時に漢字制限はされたものの、有難いことに、日本語を書き、話す自由は温存され、同一言語 ・ 同一国家 ・ 同一民族でまとまっている国柄である。これは一重に昭和天皇の捨身の御恩徳の賜である。
ただ戦後、六年八ヵ月も日本に君臨したマッカーサー元帥率いるGHQは、猛毒を塗った透明な楔を日本国体の背骨に、無数に打ち込んだ。 いま、この猛毒は有史始まって以来の効力を発揮して、日本の国の生命は瀕死の状態である。
かくなる上は、一刻も早くみえざる神々の御加護の御手に助けて頂き、楔を抜きとる大手術を行なわなければならない。
近頃わたしは、天皇陛下に対し奉り、小沢一郎氏の傍若無人の言動に、腹が立って仕方がない。全国の同志の皆様も公憤を押さえ切れないらしく、早朝から、夜近くまで電話が掛かってくる。ときには、朝・昼の食事がとれず、夜の十二時すぎにやっと空腹を満たすことも多い。けれども互いに口角沫を飛ばして語り合うことによって、その憂国の怒りの炎で現内閣を短命に終らせましょう、という結論になり、溜飲を下げることが出来て有難いきわみである。
「天皇国日本の実相顕現には、どう動けばよいのか?」 という同志の皆様の熱い思いに応えているうちに、私はいつの間にか、一草莽の民から或る日、脚本家に変身していた。そして三分間弱の短い寸劇の台本を作りあげた。
── 登場人物は、住吉大神と小沢一郎氏。
大神
「このたびの貴殿の言動は、天皇陛下に対し奉り不敬きわまりなきものあり。ササッ、正体見たり、サタン大王よ。 汝を日本国外追放に処す。 汚れたる金銀財宝をただちに風呂敷に包み給え。中華人民共和国へとお送り申す。 イザヤ、サタン大王、トットと消え失せ給えかし。 喝ーッ」。
吊天井―静かに降りきたり、サタン大王を乗せ、舞台下手へと消える。
舞台・客席暗転。
やがて舞台中央のホリゾント幕に百万ボルトの光線が当たり、霊峰富士がくっきりと浮び上がる。
今度は二百万ボルトの光を放つ太陽が富士の裾野からしずしずと登る。
観客席から、おのずと拍手が湧き上る。
国歌 「君が代」 の曲が厳かに流れ、観客は全員起立して威儀を正し、声高らかに斉唱する。
現実は、脚本どおりにはいかないが、鳩山総理の母上の五百億円の政治資金贈与の脱税事件も浮上してきた。産経新聞二頁下段には、「裏金太り、小沢一郎が逮捕される日」 と載っていた。来年七月の参議院選挙迄にはこの連立内閣はバラバラとなり分解するだろう。
かといって自由民主党には、政権を担える志士が乏しい。第一、党名がよくない。保守を標榜しながら 「自由民主党」 では、自由をとれば民主党と同じではないか。 「自由君主党」 にすれば、ここまで奈落の底に落ちなかったのではないか。 しばらくは世界に類なき天皇国日本の国家 ・ 国体をしっかり勉強して、いっそ尊皇と銘うって議員の自覚を深めてから国政にたずさわって戴きたいと、切に希っている。テキストは、ぜひとも、谷口雅春先生著 『古事記と日本国の世界的使命』 をおすすめする。
平成二十二年七月の参議院選挙には、 @天皇陛下を奉戴し 、A恋闕の至情に燃え、承詔必謹、 B米国製憲法廃棄・明治憲法復元改正、母体保護法改正を党是とし、政治生命を賭して出馬する立候補者と、政党に投票しなければならない。
新春から、血湧き肉躍る全力投球の闘いになりそうである。 今から百年たったとき、大勢の子供たちに囲まれた三代の祖父母、父母たちがこんな会話をしているようにしたい。
「昔はね、日本は戦争に負けて米国による弱体化政策がしかれて、国家の品格も国民の品性も地に貶められてしまった。いや世界中が唯物思想に染められて宗教戦争もいつ終わるか解らない状態だった。その修羅の世界を救ったのは ”霊主物従” ”万教帰一” ”世界人類皆兄弟姉妹 ・ 八紘一宇” 人類は神の生命より生まれた神の子也の聖なる教えによって、核廃絶も実現し、今日の幸福な国が現出したんだよ … 」 と。
日本国実相顕現のため、聖者谷口雅春先生の御教えにめぐりあえたこの至福の悦びを力にして、来る七月の選挙に、われらの力を発揮したい。世界平和の祈りを行いつつ ─ 。
〈世界平和の祈り〉
神の無限の愛 吾に流れ入り給いて 愛の霊光燦然と輝き給う
その光いよいよ輝きを増して 全地上を覆い給い
すべての人々の心に 愛と平和と秩序と中心帰一の真理を 満たし給う
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