平成22年 8月号

み教えを生きる悦び (76)

来たる参院選の ”愛の得票運動”
大 ・ 中 ・ 小の鍵

鎌 田 久 子


 谷口雅春先生は、終戦直後に 「従来の魂の救済・病気の神癒・苦難の解消などの単なる宗教運動から、その精神を政治力にまで発展させ、生長の家立教の使命である政教一致、世界救済の悲願を成就する運動を進めて行く」 と神界の遠謀深慮を説かれた。

  こうして昭和三十九年八月二十八日、生長の家政治連合 ( 『生政連』 ) は結成され、発足した。聖師から、生政連会長を任命された田中忠雄師は、

 《私に課せられた当面の任務は、きたるべき一九七〇年の危機にそなえるにある。立教以来、三十有余年鍛えに鍛え、蓄えに蓄えてきたわれらの力を爆発的に発揚し、前進するときがきたのである。 願わくは、生政連同志各位が思いを一つにし、力をよりあわせて 『一にも勇気、二にも勇気、三にも勇気』 のスローガンのもとに不惜身命の活動を展開されんことを》

と、意気高らかに宣言された。
  日本は昭和二十七年四月に、サンフランシスコ平和条約を締結し、天下晴れて独立国家となった。にもかかわらず、与党は現憲法廃棄 ・ 大日本帝国憲法復元 ・ 自主憲法制定に踏み切れずにきた。それもそのはず、当時は極秘であった米国の 「SWNCC(スウィンク)文書」 の二本柱には 、

 A 「日本国が再び米国の脅威とならざることを確実にすること」 

 B 「米国の目的 (米国へ半永久的に日本を隷属させる) を支持する政党を樹立すること」

となっていたからである。

  この強靫な二本柱を支える十三本の小柱は、A・Bを達成するための細かい指示がなされている。いま、改めて読み返して驚いた。民主党のINDEX2009の13法案とあまりにも酷似している。
  私たちは、昨年の選挙で、米国製日本解体憲法を助長する最悪の党を選んでしまったのである。

  大聖師は、 「日本国家における政治は、神意が政権担当者に天降り、天意と人意とが真釣り合った (真に一致せる) 政治が本来の姿である。それ故に政事をマツリゴトというのである。」 とお諭しくださっている。 一視同仁 (すべての国家・民族を差別せず、平等に愛し慈しむ) の天皇陛下を戴く、真理国家日本の為政者は、その魂を大和の国の土壌にしっかりと根ざしたゆるぎない政治を行っていただきたい。

  この希いをこめて、参議院選挙において、どのような人物を選んで投票するのか … 。 私たちのいのち懸けの活動が、天界から要請されている。
  そこで、選挙違反にならない、愛の得票運動、大 ・ 中 ・ 小の鍵をお届けします。

(一) 祈願成就運動。

  「神よ、日本の国を治める政治が神のみ心を実践する人達に托されますように。国民の心を清め給え。神よ、日本の国民が左右両派に岐れることなく、日本の国のみ栄えの為に、一心同体となりて、協力することができますように、全国民を導きたまえ。神よ、今度の参議院選挙には、あなたのみ心の代弁者として、議会で活躍する善き人を当選せしめ給え。高位当選致しましたことを感謝致します。」

(二) 三まめ運動。

  @ 手まめにハガキ ・ 手紙 ・ FAXを肉筆で。
  A 口まめに。 電話で二十歳以上の家族 ・ 友人 ・ 知人に投票を依頼する。
  B 足まめに。 各種行事の集会に出向き、出馬している本人の名刺を渡し、宣伝する。

(三) ゆでだこ運動。

  近所の銭湯にゆき、推薦者のポスターを、男湯・女湯各二枚を貼らせて頂く。 また、一時間以上入浴しながら、お年寄りの背中を心を込めて流させて頂き、投票を確約していただく。 百発百中、投票者は 「一票を投じましたよ」 と挨拶され、思わず有り難くて合掌した経験があります。

(四) 和顔 ・ 愛語 ・ 讃嘆運動。

  にっこり、やさしく、良いとこさがしてほめたたえる。誰でも暖かい愛の心でむかうと、賞めたいことが見えてきて、心が通じ合い、意中の人の投票も快く引きうけて下さる。


  以上の愛の鍵を存分に使いこなしましょう。 今度の参院選に、民主、共産、社民、公明の各党にこの尊い日本の運命を、任せてはなりません。
  いまこそ、すめらみことしろしめす天授の国、日本の真姿を輝やかせる時である。
  いまこそ群雄割拠の愛国の諸政党よ、大同団結して戦後体制を根こそぎくつがえす時きたれりである。

  わが身体ちぢにくだきて千万(ちよろず) の 投票用紙になりたきものを





鎌田久子氏
どんな教えか
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