神さま、天地開闢以来、いまほど国の生命、人の生命が粗末に扱われている時代はないように思います。
いまだテロは終熄せず、世界の国々も、民族も、人々も、あなたのみ手より垂れ給う黄金の絆からぱらはらと抜け落ち、地上をさまよい始めております。
神さま、この期にあたり、あなたの無限の神愛 ・ 神智 ・ 神力を流れ入らしめ給い、あなたの使徒として、われを導き給い、どうぞ存分にお使いくださいませ。
この混迷の世にあって、大聖師谷口雅春先生と、多くの先達の方々に、お導き賜りましたわたくし。いまこそ、報恩感謝に燃え、おのれをむなしくして、天界の理想を地上に実現すべく邁進させて頂きます。
ここ数年、肉体的人間の限界に捉らわれ勝ちな、日常の固定観念を、一挙に打ちくだきたくて ─ 。 死にもの狂いで夢中に祈れ、死にもの狂いで夢中に生きよ。というおもいが、たえず去来しておりました。
「暁の鐘」 を立ち上げ、少しずつその力みがとれてきたとき、 「谷口雅春先生を学ぶ会」 「実相塾」 が有志の真心によって発足。 「谷口雅春先生を学ぶ」 誌も発刊されるに至りました。まさに ”ときみつる” 天の配剤でございます。
いま、どんなに多くの国々が、民族が、人々が、実相世界からふりそそがれる宇宙普遍の真理の光を渇仰していることでしょう。
宗教間の熾烈な争いを終焉させるには ”万教帰一” の真理を。
利権のからむ国家間の争いを調和せしめるには ”中心帰一” の真理を。
生殺与奪 ・ 生老病死に苦しむ人々には ”神の子人間・永遠不壊不滅” の真理を。
いまこそ伝道意欲に燃えて、この偉大なみ教えを大和の国日本から世界に発信していかなければならない、その使命をひしひしと痛感致します。
尊師よ、釈迦 ・ キリストの教えを完成される天の聖旨をうけられ、よくぞ 「天皇国日本」 に御生誕下さいました。 今生における限りない感謝と感動と悦びは、会いがたき尊師にまみえ、自己の生命の神聖性にめざめさせていただいたこと。 久遠に輝く天界の実相秩序を完全にあらわされた すめらみこと しろしめされる神国日本に生まれさせていただいたこと。そして生かされているこの生命を、天に召されるその日まで、求道と伝道に精いっぱい捧げ尽くさせていただく使命を授けられたことでございます。
尊師がかつて、われら青年時代に、限りなく青年に期待され、頬を紅潮させて熱弁をふるわれたご法話がご本になった 『聖なる理想・国家・国民』 (昭和五十三年発行) を、いまわたくしはあらたな感涙にむせびつつ拝読致しております。
「日本国家の理想とは何であるか。それは 『宇宙の理想』 と一つのものである。 『宇宙の理想』 とは釈尊の説く金波羅華の世界であり、キリストの祈りである 『みこころの天に成れる世界』 である。日本国を ”侵略国” と誣(し)いる者は何者ぞ。去れ!! 日本国は世界の救世主たる使命を帯ぶ。」 (前掲書一五頁)。
また尊師は同書に 「人間として最も高貴なる生き方」 と題されて。
「 ”妙法蓮華” の秩序を最も完全にあらわした国家は日本国のみである。天照大御神を中心に頂き、その子孫たる歴代の天皇さまが永遠の国家の中心生命として国民にその恵沢を霑おし給うて今に至る、宇宙大生命の本源的中心生命がその応身を ”生ける天皇” にあらわし給い、吾ら国民ことごとくその中心生命に帰一し奉るとき、その時、地上に天国の秩序あらわれ、久遠平和の世界が実現するのである。 (中略) 我ら日本国民、金波羅華の花弁になぞらうべき役目をなす者、常に中心に帰一し、天皇のみこころに背かざらんことを希い、いよいよ美しく金波羅華の実相を現象にまで咲き出でしむることこそ、吾ら国民の使命であるのである。」 (前掲書三〇〜三一頁)
日本はいつでも若いのだ
国が桜の花ならば
ひとり ひとりは 花びらだ
輝く誇りを持っている
気高い理想を持っている
咲こう 咲こうよ 咲きとおせ
日本よ 日本よ われらの日本
國神社にて
散華せる御霊のおもひ載せて舞ふ 花びらあまた手のひらにうく
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