平成15年7月号

ご神像と生長の家本部会館


 森のオフィス構想が発表されて、本部売却、ご神像取り壊し等の話題が出ている事に対し、教団本部の執行部に対する学ぶ会としての批判と、真正生長の家の我らの行動規範、ご神像を守る決意を述べた論文を掲載します。


ご神像と生長の家本部会館

  今から十数年前、本部会館を訪れた折、職員の方に生長の家大神のご神像及び光明の塔について説明して頂いたことがある。その内容は概ね次のようなものであった。
  本部会館正面玄関の円筒形の建物全休を”光明の塔”と称し、地上六階、地下一階の七層からなり、七つの燈台を象徴している。
  最上階六階は栄える光と書いて”栄光の間”と称し、谷口雅春先生が神様のお集まりになる部屋として特に心を込めてお造りになられた。部屋の中には無から一切を生ずという御教えの通り、聖経『甘露の法雨』の他は何も置かれていない。
  その下の五階は神の栄光を受けて神癒の祈りを行う部屋で、まず始めに世界平和の折り、次いで日本国実相顕現の祈り、その後日本全国及び海外からの神癒祈願が行われている。四階から一階は吹き抜けになっており、その中には円形の全く角のないシャンデリアが、完全円満と高さの象徴として宙に吊られている。又シャンデリアは光を放つものとして陽、その下の噴水は陰を表し、陰陽相調和の原理となっている。
  塔の外にはご神像が全世界を見渡すかのように、そして日本の国体をお守りするかのように皇居の方向を向いて立たれている。

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  このご神像については本誌五月号、六月号の谷川論文で紹介されているが、関連事項として、『生長の家五十年史』には、谷口雅春先生が昭和七年一月五日に見られた”霊像”について、「 天を視るに幾万の天使たち身に羽衣の如きものを着け、手に巻物を持ちて打ち振り何事かなすものの如し・・・ 」とあり、「 この霊象には満州事変をはじめとするその後に起る戦争について映し出されていたが、『生命の實相』を握るものは、兵火のなかにあってもことごとく救われる 」と示され、その霊象がもとで、『生長の家』誌の表紙画が、創刊号以来の矩火を掲げる青年像から、左手に巻物を持ち、右手に灯を高々と掲げる白髪長髯の神像に変わることになった経緯が紹介されている。

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  ところが今、このご神像を取り壊そうとしている輩がいると聞く。谷口雅春先生を排斥することに血眼で最早収拾のつかなくなった教団の現執行部であるという。確かに二月一日付聖使命新聞に掲載された平成十五年度生長の家運動方針に”森の中のオフィス”構想なるものが発表されている。”環境保全活動の推進”を運動の柱に掲げながら、”森の中のオフィス”で環境を破壊しようというのか。おかしいではないか。これでは”森の中のオフィス”に名を借りたご神像解体の謀略なのだと言われても仕方あるまい。こんな暴挙は断じて許すわけにはいかない。谷口雅春先生を導き給うた住吉大神の象徴であるご神像を守り抜くことは、谷口雅春先生を守り抜くことである。

  『明窓浄机』草創篇にかくある。
「 先ず型の如く正坐合掌して四首の招神歌を誦し『北支または上海(この地方はその時の最も重大なる事変地とする)へ吾等の思念を送りたまいて皇軍を犠牲なくして皇威を輝かしめ給え』と熱心に数回口のうちにて誦え念じ、やがて「天照す御親の神の大調和のいのち射照らし宇宙静かなり」の妖魔鎮定の光明思念歌を心の中に繰返し繰返し黙然しつつ、瞑目せる眼前に、既に事変地が大神のみ光に射徹され、大神の神威により平かに安かに鎮定している有様を髣髴しつつ、『既に斯くある』との強烈なる思念に心を統一するのであります。 」(「生長の家」誌昭和十二年九月号「近況通信」)
  今最も重大なる事変地である生長の家本部へ全国から光明思念を送り、妖魔を鎮定し、以て住吉大神の御出御を仰ぎ、天皇国日本実相顕現、生長の家実相顕現へ向け、全力で邁進する時である。
 

 



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