「学ぶ誌」平成21年5月号(第80号)より
平成二十一年二月二十七日、財団法人生長の家社会事業団は、日本教文社発行の「初版皮表紙『生命の實相』復刻版」(定価一万円)の著作権侵害に関して、株式会社日本教文社を相手取り、東京地方裁判所に提訴いたしました。
この問題は、単に個別の突発的な問題ではなく、また「生長の家社会事業団」と日本教文社の内輪もめなどでは決してありません。
・昭和五十八年の生政連解体、
・平成四年の谷口雅春先生の聖典三十四点の絶版(重版留保)措置
・平成十三年の蔡焜燦著『台湾入と日本精神』の突然の絶版、
・平成十四年独立の宮澤潔氏への懲戒解職(その後、最高裁で無効確定)、
・谷口貴康氏の退職、
・
生長の家社会事業団による『生命の實相』頭注版リニューアル要請に対する
日本教文社の拒絶
・光明思想社発行「古事記と日本国の世界的使命−甦る『生命の實相』神道篇」
に異議を唱える宗教法人「生長の家」の声明文
等々の一連の動きと連動するものであります。つまり、それらすべての背後には特定の教団指導者の意志が働いているということです。
今回、本裁判に対する声明文を財団法人生長の家社会事業団が発表しました。本誌としても、事の重大性に鑑み、許可を得てその全文を転載し、また本裁判の訴状の要約とその解説を掲載することといたしました。
本誌としましても、今後この裁判を注視していきたいと思います。また今後、生長の家社会事業団はその設立時の谷口雅春先生のお志を実現すべく、新たな決意と具体的な運動方針をもって臨もうとしています。本誌としても全力で生長の家社会事業団を支援していきたいと考えます。
尚、生長の家社会事業団が今次の訴訟への理解と今後の事業団活動のため寄付を募っています。ぜひ、読者の皆様のご支援をお願いします。寄付振込み口座は末尾に記載しています。
(出版部)